おしどりマコ&ケン 

オンライン講演会

フクシマ原発事故から10年

 

「緊急事態」を取材し続けてきた二人が語る

フクシマの今とこれから

 

講演会の動画を字幕付き(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、カタルーニャ語)でYouTubeのSayonara Nukes Berlinチャンネルから配信しています。動画はこちら

 

2021年3月、フクシマ原発事故は10周年を迎えます。人間にとって長い10年も放射性物質にとってはわずかな時間に過ぎません。コロナ禍、緊急事態宣言が発令されましたが、原発事故の緊急事態宣言は、2011年3月からずっと発令中のままであることを、今誰が意識しているでしょうか?

 

10年前に地震と津波に耐えた我が家を見えない放射線のために捨てることを余儀なくされ、故郷も生業も奪われた人たちは、今どうしているのでしょうか。

 

基準値を20倍の年間20mSvに引き上げ、おざなりの除染で帰還困難区域を避難解除をし、住民を戻そうとしてきた政府ですが、実際にどれだけかつての生活が甦ったのでしょうか。

 

実際に高い放射線を浴びた土地や海で農業や漁業を営んでいる方たちは今どうしているのでしょうか。

 

政府および福島県は事故以来、問題点はありながらも子どもたちの甲状腺定期検診を続けてきましたが、それを中止しようという動きもあるようです。実際に若者の甲状腺がんやその他の健康被害は増えているのでしょうか。

 

福島第一原発サイトでの保管場所が限られているからと、日本政府はフィルタ後も多種の放射性物質を含む汚染水の海洋放出を検討しています。放出に関する真相はどうなのでしょうか。

 

このようにいくらでも疑問はあるのに、詳しい情報がなかなか得られないのが実情です。そこでヨーロッパ大陸と英国、米大陸に住み、故郷の日本の問題を憂いつつ反原発・反核運動をする日本人のネットワーク「よそものネット」では、おしどりマコさんケンさんにオンライン講演会で報告していただく場を設けることにしました。お二人は事故以来東電の記者会見に通い続け、厳しい質問を投げかけてきただけでなく、健康や環境に対する影響を調査し、現地の人と交流し、福島第一原発での作業、フクシマに住み続ける人や避難した人が直面している問題

を取り上げてきています。

 

切実な問題ながらも、未来に目を向けた希望ある姿勢で、接する人たちの心を朗らかにしてくれるのが彼らの魅力です。

 

各国にまたがる「よそものネット」が世界各地で同時視聴可能な時間帯を選択しています。時間が合わなくてライブ視聴できない、という方のために、そして報道されないフクシマの現状を世界の人々に知ってほしいという思いで、私たちはこの動画を録画編集し、字幕付き(日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・カタロニア語)で3.11までに公開することにしていますので、必ずご覧いただけます。

 

【プロフィール】

マコとケンの夫婦コンビ。 漫才協会/落語協会/保健物理学会会員。 東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本大震災)後、 随時行われている東京電力の記者会見、様々な省庁、 地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。 また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。 2016年「平和・協同ジャーナリスト基金」奨励賞受賞。

 

また、お二人の取材活動を支援する寄付金にもご協力ください。

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